捻挫 その後 後遺症?

ひろ

こんにちは!ひろ(@hiro__mc)です!

こんにちは。

成長痛と身体の痛みの改善専門家、ひろメディカルケアのヒロです。

足首の捻挫

スポーツなどをやっていて足首を捻ってしまうということは良くあります。

しかし病院などに通って数日から数週間経って「もう治った」と言われる。

それでも走ったりボールを蹴ったりするとなんだか延々といつまで経っても痛い。

そんな経験があったり、そんな話を聞いたことはありませんか。

「捻挫の後遺症」と言っても良いそんな症状のお話です。

足首の捻挫とは

足を着いた瞬間にグキっとやってしまったり、他の選手から蹴られたりして捻るということもあります。

サッカーやラグビー、テニス、バスケットボールといったスポーツをやる人ならおそらくは必ず一度は経験するのではないでしょうか。

軽い場合でも痛みは強くて走ることはほとんど不可となりますし、一人で歩くのが困難になることも多くあります。

足首を捻って病院に行き、レントゲンを撮って骨に異常が見つからなければ「捻挫」という診断をされます。

足関節(足首)捻挫のほとんどは、足関節を内側に捻って生じます。
足関節外側の靭帯(前距腓靱帯)が損傷します。
外くるぶし(外果)の前や下に痛みがあり、腫れます。
また、外くるぶしの前や下を押さえると、痛みます。

公益社団法人日本整形外科学会「足関節捻挫」より

人間の足首は構造上、外側への稼働域は小さくて内側に大きく稼働します。

ですので足首は内側に曲がりやすいのですが、ある限界以上に曲げられると足首の外側の靭帯や筋肉を痛めてしまいます。

これが「ほとんどは、足関節を内側に捻って生じます」の理由ですが、外側に曲げての捻挫が無い訳でありません。

しかし、実感としても内側に曲げる捻挫(内反捻挫)と外側に曲げる捻挫(外反捻挫)の比率は9:1くらいかそれ以上の割合で内反捻挫が多い傾向があるのは確かです。

捻挫は固定して治す?

捻挫と診断された場合にはほとんどが湿布をして固定という治療となります。

固定することで痛めた足首が動かなくなるのでとりあえずの痛み対策には確かになります。

固定に使うのは「シーネ」という添え板をあわせて包帯で巻くというのが一般的ですが、バンテージやサポーターなどを使って固定する場合もあります。

またテーピングによって足首が動かなくなるように固定するという方法もとられることは多いです。

これらの方法によって動かすと痛む場所を動かなくさせることによって痛みを緩和させる。

これが固定の目的です。

以前に書いた「RICE処置」に当てはめると「REST」と「COMPRESSION」を継続的に行いながら身体が治癒するのを待つわけです。

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固定が足首を弱くする

固定の有無に限らずですが通常は捻挫自体は時間の経過によって治癒していきます。

ではなぜ固定をするのか?

これは単純に治るまでの期間の痛みを軽減させるというのが理由だと思います。

そして、実はこれが後々までの問題を生み出します。

動かせば痛む部位を動かなくさせるわけですから確かに痛みは楽になります。

しかし、固定をすれば足首の安定を保つための靭帯や筋肉を使わない状態となり、締め付けによって血流不足が生じます。

身体は使われなければ機能が低下してしまうので固定を外した時の足首は「宇宙から戻ってきた宇宙飛行士」のような状態になっているわけです。

結果的に足首を安定させるための機能が弱くなってしまうことで治癒後も捻挫を再発しやすいとても弱い足首となってしまいます。

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後遺症?

捻挫をした経験がある人で多いのが「捻挫をした足首が治ったはずなのにずっと痛い」というものです。

その時に多いのが足首の外踝(外側のくるぶし)の少し前のあたり。

下の写真の青いマークのあたりが動くと痛いという症状がずっと続くというお悩みはとても多いです。

足首捻挫の後遺症

捻挫は足首の関節が大きく曲がることが原因ですが、曲がった状態になってからまっすぐに戻ったときに関節の位置が少しだけずれて詰まったような状態になってしまいます。

この少しずれたような状態をそのままにして固定してしまうと関節がそのまま詰まったような状態で固まってしまい「なんだかずっと痛い」という状態になってしまいます。

こうなってしまってからの痛みはいくら固定しても安静にしても痛みが取れません。

これで痛みが取れなくて困っている人はとても多い。

痛みは無いけれどやたら足首が硬いという場合にもこの状態になっている可能性があります。

これらはまさに「捻挫の後遺症」、いや「固定治療の後遺症」といっても過言ではないものだと思います。

まとめ

当院の場合には捻挫でお越しいただいた場合でも固定圧迫をせずに改善させる方向でアプローチします。

下の動画は高校サッカー部の選手が試合中に右足を内反捻挫してその夜に来てくれた時の動画です。

来てくれた時にはシーネと包帯で固定された状態で一人で歩くのは困難でしたがこのように改善出来ました。

これならもう固定する必要はありません。

なお、この1週間後の試合に無事に出場出来ました。

それでは良い一日を!

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