「宇宙飛行士の筋肉と怪我の修復についての因果性」 相模原 成長痛と身体の痛み改善専門 【ひろメディカルケア】
こんにちは。
成長痛と身体の痛み改善専門家、ひろメディカルケアのヒロです。
これまでにたくさんの痛みに悩む方々を見てきました。
その中でよく見ることの一つが「おこなった対処で逆に悪化させている」というパターンです。
例えば膝や足首の痛みが取れない時に黒い市販のサポーターを付けている。
サポーターを普段から使用している人は患部を見るとけっこう分かります。
ひろメディカルケアではサポーターの使用は基本的に禁止という考え方です。
※また改めて書くこともあるかと思いますが時には仕方ない状況もありますが基本は禁止。
サポーターを使うとなぜとりあえずは楽になるのか?
それは痛みの原因となっている筋肉を使わないようにするから。
では、使われない筋肉はどうなるのか?
「弱くなる」というのは直感的にでも考えると思います。
でも、おそらくはその想像以上に弱くなる・・というお話です。
歩けない宇宙飛行士
突然ですが「宇宙飛行士が宇宙から帰ってきて地上に降りた時」って、なぜかみんな車椅子ですよね。
「無重力空間に長時間いることで身体の筋肉が落ちてしまい自分で立つことが出来ない」というのが一般的に考えられている主な理由です。
※ちなみに筋力ではなくてその他の身体のバランスの問題という意見もあり、それはそれで説得力があります。
ですが、ここでは立てるか立てないかは別として「筋肉が落ちる」ということが重要です。
そしてそれについては検証データがあります。
1日に1%も細くなる筋肉
筋量変化の実態を把握するために,8 日間のスペースシャトルの飛行前後で,MRI(磁気共鳴映像法)による下肢筋横断面積が検討された。
筋横断面積の減少率は,飛行前と比較して腰部背筋10.3%が最も著しく,ハムストリング 8.3%,下腿三頭筋(ヒラメ筋・腓腹筋)6.0%,大腿四頭筋 6.0%の順であった)。
同様な研究は JAXA も実施しており,10 日~ 2 週間前後のスペースシャトル飛行中における下腿三頭筋の筋横断面は,宇宙飛行 1 日あたり約 1.0%細くなるという結果であった。
信じられますか??
なんと「下腿三頭筋の筋横断面は,宇宙飛行 1 日あたり約 1.0%細くなる」ということです。
下腿三頭筋というのはふくらはぎのことですがこれが1日に1.0%も細くなる!
なお、下肢が上肢とくらべて細くなりやすいというデータもあります。
スペースシャトル内での活動映像などを見ると宇宙飛行士たちは上半身はいろんな作業として動かしています。
ですが体幹部と下半身についてはほとんど使っていない印象がありますのでそれが原因かと。
つまりここで考えるべきことは「筋肉は使わないと弱くなる」ということです。
しかも、驚くほど急激に弱くなる。
ちなみにこんな本もあります↓
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それは宇宙だけのことではない
宇宙(無重力)というのはかなり特殊な状況だとしても、日常にも似たような状況はけっこうあります。
例えば、病気で長期入院してしまってずっとベッドの上の生活とか。
生活習慣で車や座ってばかりの生活で歩かないとか。
こういう状況下ではどうしても身体の中で使われない筋肉が弱くなってしまうというのはわかりやすい。
では怪我をした時などの処置はどうでしょう?
怪我をした時の状況も処置方法によっては似たようなことが起こっています。
怪我で痛めた部位は仕方ないとしてもその周囲の部位まで使わないような処置を良く見かけます。
例えば、内反捻挫(足を内側に捻る)をした場合。
痛めているのは主に足首の外側の靭帯や筋肉ですのでこの部分に制限をかけるのはある程度は仕方ない。
ですががこの時に足首全体を固定してしまうと?
反対側や前側や後ろ側の痛めていない筋肉や靭帯までも使わない状況になります。
筋肉は使わないと細くなる
「使われない筋肉は弱くなる」
普通に考えれば可能な限り筋肉は弱くしたくないですよね。
特にスポーツ選手は復帰するのが前提なので復帰後のことを考えれば筋力低下は必要最小限にしたい。
しかし、例えば固定して松葉杖を使う生活となったらどうなるでしょう。
先に書いたようにサポーターでガッチリと固めてしまうと?
使えるはずの筋肉も使われなくなる。
そうなるとその筋肉は・・・。
この辺が怪我から復帰するためには考えどころがあるような気がします。
ひろメディカルケアでは可能な限り「固定」せずに「動かしながら改善させる」を目指しています。
相模原から筋力低下を無くしたい!
それでは良い一日を!
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