「モーラステープの副作用『光接触皮膚炎』」 成長痛と痛み改善専門 【ひろメディカルケア】
こんにちは。
成長痛と身体の痛みの改善専門家、ひろメディカルケアのヒロです。
「膝が痛い」とか「腰が痛い」といった時に病院で処方される「湿布」や「痛み止めの薬」は痛みの緩和が目的でそれ自体が身体の痛みを改善してくれる訳ではありません。
しかし、痛みを何とかしたいと思う立場からは「この薬を飲んでいれば良くなる」「湿布を貼っていれば治る」と思い込んでしまいます。
そういった処置の中でも最近に目にすることが多いのが「モーラステープ」。
肌色の鎮痛用の湿布なのですが、これを小学生などが貼ったままで屋外で遊んだりスポーツをしたりしていることがあります。
しかし、このモーラステープにはおそろしい副作用があるのです。
光接触皮膚炎
モーラステープには「光接触皮膚炎」という副作用があります。
当院にもどこかが痛いと言って来てくれる子どもがモーラステープを貼って来る子がいます。
そういう子たちに「このテープの副作用は知ってる?」と聞くと知らないことがとても多い。
子供だけなく親も知らないことが多い。
知っていても「これを貼って日光に当たるなって言われませんでしたか?」と聞くと「ああ、それは聞いた記憶があります」程度。
このような状況で何となく身体に貼っている子どもの多さは恐ろしさを感じます。
モーラステープの成分「ケトプロフェン」がテープを貼った部位に吸収されてそこに日光があたるとアレルギー反応が出るのです。
それが「光接触皮膚炎」というものです。
その症状は「強いかゆみを伴う皮膚の赤み、発疹、刺激感、腫れ、むくみ、水ぶくれやびらんなどの重度の皮膚炎症状や色素沈着、あるいは脱色」、さらに重症化する場合は、患部を超えて「全身に皮膚炎症状が拡大」することもあります。
モーラステープによる光接触皮膚炎の特徴として、皮膚に残留した薬剤が、数週間以上経過してから、症状を引き起こすこともあると知られているそうです。テープを剥がした後も、少なくとも数週間は患部を日に当てないことが必要です。
Buzz Feed News「気軽に使った貼り薬の重い副作用・・「モーラステープ」の何に注意するべきなのか」より
剥がせば良い・・ではない
モーラステープの薬効は剥がして洗えばもう大丈夫・・・というものではありません。
ケトプロフェンは皮膚から浸透しているためその成分作用は剥がしてもしばらく残ります。
その期間は日光に当たると光接触皮膚炎が発症する可能性がありますのでテープを剥がした後でも少なくとも数日は日光にあたるのを避けるのが無難です。
また病院の処方薬だけでなく市販の湿布にもケトプロフェン配合をうたった湿布薬もあるようなのでお気に留めておいてください。
光接触皮膚炎の手↓
光接触皮膚炎の膝
まとめ
痛みを緩和するための処方は根本的な対処では無いし、副作用があるので痛み止めは錠剤も湿布も出来れば使わないに越したことはありません。
しかし、そうは言っても現実的には時に必要なこともあります。
痛み止めのおかげで何とかある時間を乗り切れたというようなこともあるので何が何でも使用は駄目とは思いません。
しかし、それが湿布でも錠剤でもリスクをしっかりと理解した上で使うべきだと思います。
特に子どもは大人が「良い」というものは無条件に受け入れてしまいますのでまずは周囲の大人が理解を深める必要があります。
そのためには病院で処方されるものについてはそのメリットとデメリットをしっかりと確認しておくこと。
そういう意識を少し持つだけでも身を守れることは増えると思います!
それでは良い一日を!
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