マイケルジャクソンと武井壮 学ぶべき身体の動かし方

ひろ

こんにちは!ひろ(@hiro__mc)です!

今日は「思い通りに身体を動かすことの大切さ」についてです!

「身体を上手く使える」というのはスポーツをやる上ではとても重要な事になります。

言い換えると「思うように身体を動かせる(止められる)」ということです。

思うように身体を動かせるならあとは「イメージ」のみの問題になりますよね。

子どもを教えていて「なんで出来ないの?」と思わずイライラしてしまうことはあると思いますが、もしかしたら「覚えるべきことの優先順位」が違っているのかもしれません。

今日はそんなお話です。

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「This is it」という映画

先日、BSの映画チャンネルでマイケル・ジャクソンの「This is it」という映画がやっていました。

マイケルといえばダンスが有名ですが、映画の中でもさすがの動きです。

映画自体はコンサートツアーのリハーサル風景のダイジェストなのでマイケルが歌いながら探るような感じで適当な感じで身体を動かすシーンが所々にある。

そういうシーンを見ながら思ったのは「決められたダンスは無理でもああいう何げない動きを自分がやったらそれっぽくなるのか?」ということでした(笑)

まあ、恐らくはなりません(当たり前・・)。

頭で描いたイメージのようなものにはならずに「なんだそれ?」というような動きやポージングになりますよね。

ひろ
つまり「頭の中のイメージ通りに身体を動かせない」ということですね。

まぁ、そもそもの「イメージが無い」ということもありえますが・・・💦

もちろんダンスとしての技術やセオリーのようなものはあるとしても、まずは「思うように身体を動かせる」ということが大事です。

マイケル・ジャクソンはおそらくは頭の中のイメージと身体の動きを一致させることが出来るはずです。

それは普段からのトレーニングの結果なのか、元々持っている才能なのかは分かりませんが(おそらく両方)、やっていることを簡単に言ってしまえば「頭の中のイメージ通りに身体を動かしている」になります。

ここでこのように腕を伸ばすと観客からはこの様に見える・・というような「イメージ」とそれを体現する「フィジカル能力」。

例えば下のジャケット写真のポーズで考えると「腕」という部分だけ見ても、左右の腕の角度、手首の角度、指の伸ばし方、ジャケットの袖の形・・・などなど、本人のイメージ通りの身体の見え方になっているのだろうなと思うわけです。

そんなことをぼんやりと考えながら映画を見ていて思い出したのが「武井壮」さんでした。

武井壮さん

だいぶ前に「笑っていいとも」というテレビ番組で武井壮さんが話していたこと。

「スポーツの技術を学ぶ前にやっておくべきなのは自分の身体を思ったように動かせるようにしておくこと」という話。

一番簡単なのが目を瞑って両手を左右に真横に伸ばせるか?

これが難しい、、、

自分では真横に挙げてるつもりでも少しだけ上に行ってしまったり、下に下がってしまったり。

ひろ
これは「腕を真横に上げて止める」というイメージを身体で再現できないということです!

そうなると例えばダンスなどで「ここでは腕を真横に伸ばして静止」という時には出来ないのは当たり前ですよね。

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「十種競技の技術練習をしたことは無い」というのは多少の誇張はあったとしても驚きです。

なぜならスポーツは技術練習こそが根本であるべきという考えが現在は主流だと思うからです(特にサッカー?)。

それよりも自分の身体を思うように動かせるようにしておいて、グラウンドで「人の真似をすれば良い」というのは、それが可能ならすごいことです。

例えばサッカーのフリーキック。

誰か一人のプロ選手のフォームをイメージして(あるいは実際に見て)、それと全く同じ動きを自分の身体で再現出来るならば、基本的には誰でも同じようなボールが蹴れるはずです。

ひろ
もちろん筋力とか足のサイズとか風向きとかゴールへの距離などの要素で変わりますよ!でも基本的にはおおよそ同じように蹴れるはずです!

そうなると闇雲にキックの練習をして覚えていくのと、身体を思うように動かせるようにしておいてから誰かの真似をしてキックの練習をするのでは習得にかかる時間が違うというのは納得出来ます。

テニスのサーブも野球のバッティングもボーリングやビリヤードまで同じ理屈で解決できそうですね。

まとめ

武井壮さんのビデオの中で「反復練習で出来るようにする方法だと他の事が出来ないままになる」という言葉があります。

これは元サッカー指導者としては考えさせられる言葉です。

以前に指導していたチームの中に、もの凄くサッカーが好きで、保護者も熱く応援している子がいました。

平日もほとんど毎日いくつかのサッカースクールを掛け持ちしながら交互に通ってはサッカーばかりやっている子でスクールで教えられるドリブルなどはたしかに上手でした。

しかし、他の技術はあまり上手ではないのです。

しかも、ドリブルは上手いとは言っても身体の使い方などには違和感も感じていました。

ある時に遠征に出かけた先で海を見にみんなで行き、そこで子どもたちが海に向かって石投げを始めたのです。

でもその子だけやらないので「やってみなよ」とやらせてみるとまったく投げられない。

おそらく5mくらいしか投げられないし、狙った方向にさえ投げられない。

上45度に投げろといっても足元の波打ち際に投げてしまう。

小さな頃からサッカーしかやって来なかった子にとっては海での石投げさえも「反復練習」で身に付けなければならない事になるのかもしれません。

そういうことを考えると子どもをあずかって何かの指導をするということの難しさを思わずにいられません。

ひろ

みなさんはどうお感じになられますか?

それでは良い1日を!

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