伸びた?切れた?内側側副靭帯ストレステスト陽性?
今日は膝の横にある靭帯「内側側副靭帯」が痛んでいるかどうかの「テスト」についてです。
サッカーの試合中に膝を痛めてしまった女子サッカー選手。
病院での診断では「骨には異常なし」とのことでお越しいただきました。
受傷翌日
病院では多くの場合がレントゲンやMRIによる画像診断が行われます。
これが出来るのは病院の先生だけですので本当にありがたいことです。
画像診断と併用して整形外科的テストを行うのが普通です(しないところもある?)。
今回は痛みが強くて足を伸ばすのも曲げるのも出来なかったので病院ではテストは出来なかったようでした。
こちらでのケアで曲げ伸ばしが出来るようになって足を地面に着くことは出来るようになりましたが痛みはまだ残ったのでこの日はテストはしませんでした。
ですが寝返りを打てなかったのが打てるようになり、松葉杖を使っても足を地面に着くことが出来なかったのが帰りは足を着けるようになりました。
翌朝にはメールで痛みは10だったのが6程度だというご報告をいただいたのでこれは数日すればもっと痛みは改善されるかな?と期待はありました。
受傷4日目
受傷4日目に来てくれた時には痛みはかなり軽減されて半分以下になっていました。
曲げ伸ばしも慎重に動かせば強い痛みもなく出来るようになっていましたが部分的に触った時の痛みは強くてまだテストはしませんでした。
ケア後には安静時の痛みと体重を乗せない形での動きでの痛みはほぼ無いと言うくらいに改善されていました。
受傷6日目
受傷してから6日目に来てくれた時にはほとんど痛みはなくなっていました。
ただ本人曰く「膝が支えられていないような不安定な感じ」とのこと。
特に内側に崩れそうな不安な感じがあるということでテストをしてみることに。
動きによってはまだ痛みが出るのでそこは慎重に痛くない状態で出来るものだけをおこないました。
膝が内側に崩れるような感じ・・・ということならやはり一番怪しいのは内側側副靭帯です。
安静時には痛みがなかったので内側側副靭帯のテストをやってみました。
内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)
内側側副靱帯(ないそくそくふくじんたい、Medial collateral ligament; MCL)は、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)を結ぶ靭帯である。
Wikipedia「内側側副靭帯」より
膝内側側副靭帯は膝の内側の上下を繋ぐ靭帯です。
これがしっかりと関節をサポートするので膝関節は内側に崩れずに支えられています。
この靭帯が断裂したり伸びたりしてしまうと膝は内側への安定を失ってしまいます。
ストレステスト
下の動画は内側側副靭帯のストレステストです。
現実には本当に靭帯が切れてるとか伸びてるというのはそれほどたくさんある訳ではないのでテストをしても陰性ということがほとんどです。
ですが、今回は・・・・。
あまり見る機会がない動画だと思います。
私はほとんど力をいれずに軽く抑える程度の力加減なのですがこれだけ膝が動いてしまいました。
異常のない膝はこのように軽く負荷をかけたくらいでは動きません。
動画は無いですが外側にはまったく動きませんでしたし、逆の右足は内側も外側も動きませんでした。
診断は病院の先生にお任せするしかないのですが最初の病院では「側副靭帯には異常なし」と言われたとのことなのでセカンドオピニオンを受けてみることをお勧めしました。
まとめ
最初の病院では異常無しと言われてましたがストレステストでこれだけ動揺性が認められるとなると異常がなにも無いとはちょっと考えにくいかと・・・。
もちろん、最初は痛みが強くてテストを出来ない状況での画像診断のみということもあるので仕方ないところだと思います。
何とか良い方向にいくことを願っています!
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