「身長が伸びないという悩み」 成長痛と痛み改善専門 【ひろメディカルケア】
今日は「身長」についてのお話です!
私の身長は現在178cmなので一般的には「背が高い」と言われる部類だとおもいます。
中学生くらいから背は高い方で背丈順に並ぶと後ろから3番目とか4番目くらいにいましたが、その当時には「背が高くならない方が良いな」と思っていた記憶もありますので人の悩みはいろいろですね。
小学生のサッカーチームに関わっていると必ず聞くのがこの「背の悩み」で、そのほとんどは「うちの子の身長が伸びない」というものです。
今日はその「背が伸びる」について書いてみたいと思います。
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「背が伸びる」とは
「背が伸びる」というのは言い換えると「骨が伸びる」です。
骨はそのままの形で大きくなるのではなくて骨の端にある軟骨部分が伸びてそれが骨に変わることで伸びます。
下の子どもの骨の写真に「骨端線」という部分がありますがこの部分に軟骨細胞が積み重なることで骨が大きくなります。
しかし、大人になると性ホルモンが増加しますが性ホルモンが骨端線の軟骨細胞の分裂を止めてしまうので骨端線はなくなり背が伸びるのが止まります。
▲画像出典:https://www.glico.co.jp/boshi/futaba/no73/con02_02.htm
「成長相談室」より |
下の画像に「成長スパート」という範囲があります。
この「成長スパート」と呼ばれる時期に背が急激に伸びますので、その時にしっかりと背が伸びるための環境つくりが大事です。
画像出典:http://shinchou-okite.com/products/junior-high-school1-3/
背が伸びるための環境作り
背が伸びるための環境を考えるにあたっては3つのポイントがあります。
それは次の3つです。
- 睡眠
- 運動
- 栄養
この3つのポイントを押さえた生活習慣を成長スパークの時期までに整えておくことが大事です。
3つのポイントのうち、ここでは特に「睡眠」と「栄養」について取り上げてみたいと思います。
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睡眠
睡眠が大事と言われるのは寝ている間に「成長ホルモン」が分泌されるからです。
以前は成長ホルモンは午後10時から午前2時の間に一番出ると言われていまして、これを「睡眠のゴールデンタイム」と呼んでいましたが、最近ではこれは間違いとなっています。
最近の考えでは眠る時間帯に関係なく成長ホルモンは入眠から3時間の間に分泌されることと、睡眠の質(深さ)が大事ということになっています。
眠る直前までの生活習慣などによっては時間は長く寝ても質が足りないなどもあるので眠りにつく前の段階から考える必要がありますね。
食事
食事について「背を伸ばす」という観点で考えると一般的にはタンパク質を取るとかカルシウムが大事という話になりますし、それは間違っていません。
ですが、ここで少し違った観点から書いてみたいと思います。
タンパク質やカルシウムなどをしっかりと食事で身体の中に入れてもそれが身体に吸収しなければ意味がありません。
一例をあげると「砂糖を身体に入れると胃腸の働きが止まる」ということがあります。
例えばお菓子やジュースを食べることが多い習慣がついているとこういうことが起こり正常に栄養吸収が行えないという可能性もあります。
そのようなことが起こっているとすれば、いくら栄養を身体にいれても消化吸収にロスが発生してしまっているかもしれません。
砂糖の身体への影響についてはこちらをお読みください。
さらに、栄養を身体に入れようとしてたくさんの量の食事をとることで逆に成長ホルモンの分泌減少につながっているということもあり得ます。
エネルギーは食事から吸収するのですが、運動に使い過ぎると、身体の成長に必要な分がなくなってしまいます。『それならば量をたくさん食べればいいのでは?』と思うかもしれませんが、お米やパスタなどの糖質を一度にたくさん摂ると血糖値が急上昇します。血糖値を抑制するためにインスリンが分泌されるのですが、これは成長ホルモンの分泌を抑える効果もあるので、成長の観点からすると食べ過ぎはよくないんです。
この引用で分かることは昔の「タッパ飯」のようなものはあまり良い影響がないのでは?ということです。
いまでもご飯お替り3回以上というようなスポーツチームもあるとは耳にしますが、そもそもご飯は糖質なので身体を作る(背を伸ばす)よりも動くためのエネルギーとなるものなのでその意味でも「背を伸ばす」という目的にとってはあまり効果は期待できない気がします。
運動量という面で考えてみると「生活に必要なエネルギーで終わってしまっている」というのもあり得ます。
つまり、食事で摂る栄養をスポーツの活動で使いきってしまっていて身体を作るために回す分が足りなくなってしまうというパターンです。
そういう時にはこのパターンなのかもしれませんね。
まとめ
「背を伸ばす」についていろいろと書きましたが、小学生の時に背で悩んでいた子が中学生や高校性になってから久々に会うと大きくなっているということは当たり前のようにあるので、あまり低年齢の頃から気にする必要は無いと思います。
ですが、睡眠や食事などについての生活習慣が出来ているか?は別に考える必要がある話ですのでそれについては親子で話をしてみるなどは良いかもしれません。
最後にもう一つ。
ストレスは成長ホルモンの分泌に影響が出ますので心にとめておいてください。
それでは良い一日を!
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